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zoom RSS 「科学的とはどういうことか」板倉聖宣

<<   作成日時 : 2013/01/19 23:06   >>

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本書は朝日新聞社の教育雑誌に連載されていた原稿がもとになって編集されたとのことで、1977年以来68,000部が刊行されている。何となく挿絵に見覚えがあるような気もするので、これまでにどこかで記事を読んでいたのかもしれない。本書は学校図書館協議会選定の必読図書(高等学校向け)に指定されているそうであるが、仮説社というところから出版されており、一般の書店で見かけることは少ない。仮説社はホームページをご覧いただければよく分かるが、本書に見られる「やってみよう」指向の「科学」にふれる機会を提供している企業である。

学校での授業は、寺子屋的な伝統というか、書かれたことを読んで覚えることが基本で、数学や理科ですらこのスタイルから離れることはない。本書のような「科学」教育を知ると、教科書を順に学ぶというスタイルが「科学」を身につける上で本当に有効なのだろうかという疑問が生じる。国立大学であれば文系といえども理系科目の入試をくぐり抜けているわけであるが、卒業する頃にはおおよそ「科学」的とは言い難い態度が形成されてしまう。これは「科学」のアプローチを本質的には教えない高等教育に原因があるように思われる。本書は、とりつきやすい一方で本質的な「科学」の姿勢を教えてくれる良書であるが、どうして文庫で出版されないのだろうか?仮説社においてはもしかすると虎の子なのかもしれないが、本書が広く読まれることは、仮説社の取り組み同様、よりよい社会を作る上で重要なことではないだろうか。

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