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zoom RSS 「霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」」高橋洋一

<<   作成日時 : 2008/06/21 23:49   >>

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「さらば財務省!」のヒットにより、その熱が冷めないうちにと急いで作られた本のようである。立ち読みしていたら買っていなかったかもしれない。口述筆記に持ち込む時間すらなかったようで、インタビュー形式そのままである。もちろん、本にする上ではインタビュー内容の編集や刈り込みは行われているはずであるが、荒削りである。そもそも誰がインタビューしているかはどこにも書いていないのでかなり気持ちの悪い本である。著者は一人だが、内容はインタビューであり、「高橋洋一の人柄」を伺わせるエピソードまで盛り込まれている(しかも本人が話している)。

社会人になってからは、必ずしも適切な場所に適切な人がいるわけではない(むしろ居ないこともしばしばである)ことがよく判ってきたが、本当に旧大蔵省や日銀というのはここで描かれているように滑稽な組織なのだろうか。第二次大戦中の国がのるかそるかという状況においてすら、滑稽なエピソードに事欠かないのであるから、当然日本のエリートというのはそういう救いがたい一面をもっているのであろうという諦めと、いや日本人はもう少し優秀なはずだという葛藤を感じた。ある年齢以上の人間が理屈にあわないことを口にするのは、きっと裏に意図があるのであろうと推測するのは間違いなのかもしれない。しかし、日銀で勤めている人たちや財務省の官僚は著者が言うとおりのバカばかりなのだろうか。バカでないとつとまらないのだろうか。もっと高橋洋一のような「脱藩官僚」が増えると、そうした点についても信頼性が高まりそうである。

本書ではマクロ経済学の基本的な原理が、わかりやすく、実例入りで紹介されており利用価値が高い。国の政策であるから、誰もが一度は耳にしたような身近な話題である。帯には「新経済入門」とあり、これはさすがにタイトルが大きすぎるが、その下にある「高校1年生〜財務官僚・日銀マン向き」というのは痛烈な皮肉なのであろう。

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